This document is about: FUSION 2
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1 - はじめに

概要

共有モード入門では、Fusionを始めるために必要な最初の手順を説明します。UnityとC#の基本的な知識を持っていることが前提となります。

Fusionは複数のネットワークトポロジーに対応しています。

  • サーバーモード:パブリックIPアドレスを持つ専用サーバーに接続する型
  • ホストモード:プレイヤーの一人がホストとなり、それ以外のプレイヤーがホストに接続する型
  • 共有モード:クラウドサーバー上のルームに接続する型

どのモードを選択するかは、開発序盤に決めるべき重要事項です。選択したモードによって、Fusionの使用方法やマルチプレイコードの書き方が全く変わってしまうためです。

どのモードを使用するかを決める際には、Quadrantを参考にすることを推奨します。ここから、開発予定のゲームのジャンルに最適なモードを見極めましょう。

このチュートリアルは共有モード用です。ホスト(サーバー)モード用のチュートリアルは、ホストモード入門をご覧ください。

SDKのダウンロードとアカウント

最新のリリースSDKは、ドキュメントのSDKのダウンロードページにあります。ここで、SDKの更新方法や「要件」セクション、SDKの更新履歴をチェックしてください。

SDKをダウンロードするには、Photonアカウントにログインしている必要があります。アカウントの新規登録はこちらで行えます。

プロジェクトの作成とインポート

通常は、Unityで新規の空プロジェクトを作成してください。Unity Hubから、適切なUnityバージョンを選択します。このチュートリアルで3Dテンプレートを選択してください(レンダーパイプラインの種類は不問)。

注意: Fusionはネットワークライブラリのため、レンダリングパイプラインには依存しません。全てのレンダリングパイプラインで動作します。

Create an Empty Project
空のプロジェクトを作成する

エディターを開いたら、上記でダウンロードした.unitypackageファイルをプロジェクトにインポートしましょう。ファイルを「Project」パネルにドラッグ&ドロップするか、Assets > Import Package > Custom Packageからインポートしてください。

Import the Fusion SDK
Fusion SDKをインポートする

インポートはすぐ完了し、エラーは発生しません。

AppIdの作成

インポートが完了すると、Fusion Hubウィザードがポップアップで表示され、Welcome画面ではAppIdの入力が求められます。

AppIdは、cab92e97-f9c5-4373-9199-c8ece033bb63(無効な例)のような形で、プロジェクトを「アプリ」として識別するために使用されます。AppIdは、ビルドと適切なサーバーセットアップを紐づけて、アプリのプレイヤーと他のアプリのプレイヤーを分けます。

このチュートリアルでは、新しいアプリとしてAppIdを作成します。Photonのダッシュボードを開き、Create a New App(新しくアプリを作成する)をクリックしてください。

Select Photon SDK(Photonの種別)ドロップダウンからFusionを選択すると、Select SDK Versionドロップダウンが表示されるので、そこからFusion 2を選択します。

Select Fusion and Version
Fusion 2を選択する

残りのフォームを記入したら、アプリを作成してください。

プロジェクトのセットアップ

チュートリアルのセットアップを完了するために、Fusion 2 AppIdをプロジェクトにコピー&ペーストしましょう。

App shown in Dashboard
ダッシュボードからAppIdをコピーする

Unityエディターに切り替えて、Fusion HubのWelcomeタブのFusion App IdフィールドにAppIdをペーストしてください。

Fusion Hub panel in Unity Editor
Fusion HubにAppIdをペーストする

これで開発プロジェクトの準備が完了しました!

次は 共有モード入門 2 - シーンとプレイヤー

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